「Made to Stick」でアイディアを読む①
こんにちは。趣味と勉強を兼ねて、洋書をコンスタントに読んでいます。現在、"Made to Stick"の最終章を読んでいるところです。
初版の発行は2007年と古いのですが、たまたまamazonでおすすめとして挙がってきて、冒頭部分が読めるようになっていました。ちょっと立ち読みのつもりが、吸い込まれるようにして、気付いたらレジに進んでた(笑)。邦訳版「アイデアのちから」も出ていて、この冒頭部分は日本語でも立ち読みできるようになっています。
タイトルは直訳すると「くっつくように出来ている」で、どこにくっつくかというと読者(や聴衆)の記憶に、です。Stickはくっついて離れないという動詞。日本語で「ステッカー」と言いますが、英語では「sticker」なんですね。
忘れられないエピソードがある一方で、まったく響かなかったり記憶に残らない話も多くあります。その違いは何か? どうしたら人の記憶に残り、人に行動を起こさせる強いメッセージをつくり出すことができるのか? スタンフォード大学教授(組織行動論)のChip Heath氏とコンサルタントのDan Heath氏(兄弟)が解き明かしてくれます。鮮やかにー。
冒頭に書かれているのは「私たちの友人の友人」に起こったという出来事を語る都市伝説なのですが、1度読んだら忘れられないほどインパクトがあります。そうした強いメッセージには共通点があって、これが6つの法則としてまとめられています。
1. 単純明快 (Simple)
2. 意外性 (Unexpected)
3. 具体的 (Concrete)
4. 信頼性 (Credible)
5. 感情に訴える (Emotional)
6. 物語性 (Story)
6つの頭文字を並べると SUCCESS になっているところもstickyです。
法則のそれぞれが興味深いエピソードで裏打ちされ、その粘着性が詳しく解説されているのですが、成功例の実話ばかりなので読んでいてスカッとします(笑)。中でも印象深かったエピソードについて、次回に続きます。
Made to Stick: Why some ideas take hold and others come unstuck
- 作者: Chip Heath,Dan Heath
- 出版社/メーカー: Arrow
- 発売日: 2008/02/07
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 2人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
(私がはまった冒頭部分が立ち読みしていただけます)
- 作者: チップ・ハース,ダン・ハース,飯岡美紀
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/11/13
- メディア: 単行本
- 購入: 27人 クリック: 274回
- この商品を含むブログ (74件) を見る
本日もお読みくださりありがとうございます♪
May something wonderful happen to you today!