ジーニアスが遂に崩壊しました。
こんにちは。人生で最も暑い夏を過ごしております。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
このブログにも何度か登場しています私の愛用のジーニアス英和辞典(まさかの第3版)。以前、この辞書が「崩壊寸前」と書きましたが、遂に崩壊しました。
辞書のちょうど中央に当たる「L」の項の大半がBrexit(笑)。ホチキス止めで小冊子化して使っていました。その後、後半部分が本体を離れてしまい、さすがに使いづらくなったので買い替えることにしました(写真の状態になってから1カ月ほど使っていたんです・・・)。
なぜ早く買い替えなかったのかって? もう10年以上も一緒にいる仕事上欠かせないパートナーで、ほとんど戦友のようなものだから。それに適当な訳語がなかったとき、自分で書き加えたりもした、この世に1冊の辞書だからです。確かに、テクノロジー関連では全然「ついていけていない」のだけれど、語義の本質が新語の核を貫いていることがあって、それに瞠目させられることもしばしばです。最新のことはネットで調べられますし♪
たくさんハイライトも引きましたし、付箋を貼っているところもあります。付箋は覚えるべき単語に貼ってあるわけではなく、個人的にツボにはまった箇所を厳選して付けてあります(油断すると付箋だらけになります)。
その付箋の箇所について、第3版に敬意を表してここに引用したいと思います。改訂されてしまうかもしれませんし・・・。
(1)「flow」より:「流れる、注ぐ」という動詞の説明例文
The Thames flows through London.テムズ川はロンドンを貫流している《◆この場合進行形は不可だが、「テムズ川が氾濫して目下ロンドン市内を流れている」などの意味では可能》。
いたって真面目な文法の説明なのですが、ロンドン市内の緊急事態を淡々と例文にしている視点が、妙にツボでした・・・。
(2)「go」より:go and do(~をしに行く)の用法のうち米語用法の例文
《米略式》ではGo shut...のように and はしばしば脱落する。これは「早く閉めにいかんかい」といったように話し手が怒って言うようなときに用いられる:Go jump in the water. 早く飛びこめ。
閉めにいかんかい、って(笑)。編集主幹は関西の人のようです。どうせなら後の例文も「早く飛びこまんかい」にしてほしかったー。
(3)「poignant」より:
1.〈悲しみ、苦痛などが〉身を切るような、痛切な、強烈な。2.〈物語などが〉心に強く訴える、感動的な|poignant memories 心に焼き付いた思い出。3.〈皮肉・批評などが〉辛辣な、鋭い。4.〈においが〉鼻をつく;(古)ぴりっとした味の。5.〈説明などが〉要を得た、手際のよい;〈喜びなどが〉刺激的で快い、痛快な。
語義が文脈によってばらばらなようで、そこから核になる概念を探ろうとしていくと一気に覚えられそうな例ということで付箋(お勉強系付箋です)。語義語源辞典を入手すれば早いのかもしれませんが・・・。語彙レベルは割と高め(英検1級受験者必修)で、"Barron’s 1100 Words You Need to Know"にも登場。多義語は単語の核を意識しないと、文脈に応じてさばけません。
あと2語ありますが、次回に続きます。
Barron's 1100 Words You Need to Know
- 作者: Murray Bromberg,Melvin Gordon
- 出版社/メーカー: Barrons Educational Series Inc
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