かもめの英語ハッピーブログ

英語講師、翻訳者、元外資系航空会社客室乗務員のkamomeskyが、英語学習法、実践の記録、日々の気付きなどについて日本語と英語で書いています。

人を幸せにするテクノロジーの時代に。

こんにちは。私がブログを書き始めた頃から見に来てくださっている翡翠輝子さん。占い、日本語教師、文筆業など多方面で活躍されています。私は彼女のブログの読者で、今のところ、読者登録して読んでいるたった2つのうち1つが翡翠さんのブログです。

お会いしたことはありませんが、ブログの文章とそこから伺い知られるお人柄に惹かれています。

それで、こういうことは滅多に書かないのですが、翡翠さんの最近の2つの記事を拝読し、あまりにショックを受けたので、書かずにいられません。

  

bob0524.hatenablog.com

bob0524.hatenablog.com

 

新幹線の予約をめぐる出来事(←こんなに簡単にまとめて申し訳ございません)で、ご自身の失敗談を淡々と語られ、洞察を書かれています。さすが、潔い処世術だという感想を持ちましたが、

「中高年は・・・」の記事では、

「わざわざ列に並ぶのはIT化に取り残された要領の悪い人とか、私のような間抜けな人間。だから時間がかかるのでしょう」

老害クレーマー・・・」の記事では、

「IT音痴の情報弱者

老害クレーマーにならないために自戒しなくては」

こんな風にご自身のことを書かれているんです。もしかしたら軽いお気持ちで書かれたのかも知れませんが、私はとても驚きました。いわゆる「クレーマー」の類からは程遠い方だと思われる翡翠さんがこんな風に感じられるなんて、世の中、どこか間違ってる・・・。

(ええと、翡翠さんはそんなおつもりで書かれたのではなかったかも、と思いつつ、です)

システム本位で行くならば、そもそも人間は忘れたり勘違いしたりするものなので、そこを織り込み済みとしてフォローしてくれるシステムにしていくのが本当ではないかと思うのです。

JR東日本の圏外からは列車予約できない件も、その旨、幾度目かまでの購入時にはでかでかと表示してくれてもいいと思います。見落とすことが「できない」ように。ポインターが1ミリずれたら広告をクリックさせられるような仕組みを作れるのだから、わけないことでしょう。

情報弱者」というカテゴリーがあるとしたら、新しいテクノロジーの導入のしかたが今まで通りなら、誰もがどこかの時点で必ず「情報弱者」になるでしょう。そういう風にして、格差を生んだり、レッテルを張ったり、人を追いやったり、何かを諦めさせたりするのなら、それは人を幸せにしないテクノロジーだと思うのです。

日本のような高齢化社会で、中高年という、デモグラフィー的に厚くなる層に優しくないシステムは、成功しているとは思えないし、「差別的」と評価される時が来るかもしれません。今後は変わっていくはず―。

高齢者でも、ITに詳しくない人でも、間違ったらどうしようとか、使いこなせなかったらどうしようとか、そんな心配なしに使えるシステムを実現するテクノロジーであってほしいです。

人を幸せにするテクノロジーの時代を、楽しみに待ちたいと思います。

 

本日もお読みくださりありがとうございます♪

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