かもめの英語ハッピーブログ

英語講師、翻訳者、元外資系航空会社客室乗務員のkamomeskyが、英語学習法、実践の記録、日々の気付きなどについて日本語と英語で書いています。

「ラジオ英会話」と「遠山顕の英会話楽習」、第1週の放送を聞いた所感。

こんにちは。以前このブログでも紹介しましたNHKラジオ英語講座が4月から始まりました。期待通りでしたでしょうか? 始まってまだ1週間ですが、ここまでの内容について感想を書きたいと思います(個人的な感想です)。

「ラジオ英会話」

タイトルはそのままながら、まったくの新番組でした(笑)。今月のテーマは「文を生み出す基本文型」で、いわゆる5文型を説明していくのですが、第1文型などという言い方も「自動詞」「他動詞」という言い方も出てきませんでした。やっぱりユニーク。

「自動型」、「他動型」など独特な表現をされるので、大西先生のファンの方や、とりあえず高1程度までの基礎文法は押さえている、英語は割と得意な方でないと少ししんどいかも・・・というのが正直な感想です。最初の講座案内に書かれていたように、既にお持ちの文法知識を活用する、というレベルだからかもしれません。

動詞の違いを自動型、他動型と分けていたように聞こえましたが、その説明が少し難しい印象です。いえ、大西先生がどうこうというわけでなく、純粋に日本語と英語の違いと、放送時間の制約によるもので、聞き手の中に疑問が残るのは仕方ないと感じました。聞き手が「B1」レベル以上であれば、何をどう言い換えられても「ああ、あのことね」と分かり、解説のアプローチのユニークさに感心するかもしれません。

動詞の説明とともに前置詞のイメージ解説もされるので、世界がどんどん広がっていきます。テーマである「文型」を見失わずに、大西先生渾身のレクチャーを受け止めたいですね。

解説を聞いて「何だかよく分からない」ところがあっても敢えて気にせず、最後の英作文コーナーで「なるほどー」と思って書き写してみる、というような気軽な感じが長続きのコツかもしれません。1年後にはかなりの実力がつきそうです。

ちなみに、クリス・マクベイさんが英語で話される部分も多く、現段階で「基礎英語3」や「遠山顕の英会話楽習」よりも英語発話の割合が高い講座です。

 

「遠山顕の英会話楽習」

週3回の講座になり、全体的に旧「ラジオ英会話」をコンパクトにした印象ですが、ゆったりした感があります。

英作文に挑戦する”Write It!”コーナーはで、遠山先生がパートナーの方々に表現のバリエーションを確認されていましたが、今週は易しい内容でした(日本文に「ですが」が含まれていても、英語で必ずしも「but」にならない、など)。さらに活発なdiscussionが聞けることを期待しています。

作文のプロセスが入ることで、ダイアローグの一節が記憶に残りやすいと思います。週3回のペースも大人の学習者にはちょうど良いかもしれません。旧「ラジ英」でも楽しかったフリートークの部分がこれからどのくらい増えるのか、楽しみです。

ところで、ケイティ・アドラー(Katie Adler)さんが降板されて少し寂しいです。講座の新しい女性パートナーは、あのキャロリン・ミラー(Carolyn Miller)さん。キャロリン・ミラーさん働き過ぎ(笑)! どの音声教材にも登場してるんじゃないかと思うくらい日本市場を席巻していらっしゃいます・・・。(英語ナレーターさんについてはまた日を改めて書きたいと思います♪)

本日もお読み下さりありがとうございます。

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