かもめの英語ハッピーブログ

英語講師、翻訳者、元外資系航空会社客室乗務員のkamomeskyが、英語学習法、実践の記録、日々の気付きなどについて日本語と英語で書いています。

日常英語をアップデート。

こんにちは。駅ビルに入っている大型書店のレジで、とうとう「いつも有難うございます♪」と言われてしまったkamomeskyです。書店にはよく行くのですが、英語本・教材のコーナーには不用意に立ち寄らないよう気を付けています。帰れなくなるからです(笑)。

旅行英会話の基本表現をひと通り習得した生徒さんが「身の回りのことを少し英語で言えるようになりたいです」ということで、少し久しぶりに英語本コーナーへ行ったのは先月のこと。相変わらずの英語本の海、訴求力のあるタイトルばかりが飛び込んできて、軽いめまいを覚えます・・・。この大海原の中から皆さんどうやって選んでいるんだろう?と思いながら、候補の3冊をセレクト。今回は、著者、内容、難易度、レイアウト、音声教材の種類を選択基準としました。

候補の中から生徒さんが選んだのは、「「今」を英語に変える! 1日24時間 いつでも英語」(リサ・ヴォート著/アスク出版)です。

リサ・ヴォート先生はNHKの英語講座でもお馴染みです(実践ビジネス英語のテキストにもエッセイを寄稿されていて、毎号楽しみにしています)。

お薦めしたのは、収録されている英文が短く、あまり「勉強」せずに多くの表現をインプットするのに向いていると思えたからです。英文のセレクションもツボが押さえられていて、定番あり、ネイティブでないと発想できないものあり、かつ、手を広げ過ぎていない「ちょうど良さ」です。日常表現はキリがありませんから、ミニマムとしてある程度を備えておくための1冊、というスタンスで。

さすがに「SNSスマホ」のセクションもあり、昔買ったアルクの「起き寝る」もバージョンアップしなければ、と思いました(当分はこの「いつでも英語」でいきます)。この「SNSスマホ」セクションで、単語の使い方に感慨を覚えたところがありました。

I’ve exceeded my bandwidth limit.

(データ利用量の上限を超えちゃった。)

この表現の bandwidth は通信関係の「帯域幅」という意味で覚えていたのですが、新しいジーニアス(第5版)にはコンピュータ用語として「データ転送量」という語義が加わっていました。おお・・・。私の寝室で余生を過ごしている「第3版」には載っていません。単語は進化し続けているんですね。

さらに、「フルスロットル」という単語から、throttle という語には加速するイメージしかなかったのですが(単なる勉強不足です)、「抑制する」という意味があって、こんな風に使えます。

The connection is being throttled.

(通信速度制限がかかってる。)

勉強になります(笑)。throttleには「のどを絞める」という意味もあるのですが、通信がキュッと絞めつけられている感じを、この受動態の進行形が醸し出していないでしょうか・・・。

閑話休題

こういう日常英語系の英語本の使い方ですが、おとなの英語学習なので、生徒さんには「表現はすべて覚える」でなく、選り好みしていいですよ、とお伝えしています。多くの表現がありますが、使えそうなもの、共感するものから取り込んでいくのがコツだと思います。

 

[CD2枚付] 「今」を英語に変える!  1日24時間 いつでも英語

[CD2枚付] 「今」を英語に変える! 1日24時間 いつでも英語

 

 

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