多くの新出単語より、つなぎ言葉と定番表現。
こんにちは。週末の暖かい雨の夜、ひたすら漢字を書いていました(中国語の練習です)。車道からの騒音も少ない深夜、雨の音だけを聞きながら漢字を書いていると、不思議に気持ちが落ち着きました。
このところ、英語より中国語エッセイ「茉莉花」のCDをよく聞いているのですが、単語や文法の解説がある教科書ではないので、勉強らしい勉強はしていません。
和訳を読み、大意が分かった状態で繰り返し聞き、音読にも挑戦してみたりしながら、現在7話目(目次にある順序ではなく、私にとっての7話目です)を読んでいます。ここまで読んできて気がついたのは、自分のアンテナは、いつも汎用性の高そうな単語や表現に反応しているということです。
英語は学校で習いましたから、すべてが大切、単語は全部覚える、テストに出ます!な状態だったので、自分のアンテナを使う余地などありませんでした。中国語になると、エッセイごとに出てくる単語を追いかけることはなく、接続詞などのつなぎ言葉や、必ず使うと決まっていそうな表現に注意が向くのです。
たとえば・・・あ、この「たとえば」もです(笑)。「なぜなら」「実は」「~以来」「Aでなければ必ずB」など、文章の方向付けをする接続表現や構文は、他の文章でも出会う確率が高いです。逆に、いくつもの文章に出てきますから、自然と先に覚えることにもなります。
定型表現や構文はニュースでも使われるので、ちんぷんかんぶんな中国語ニュースを聞いていても(時々、聞くんです)、その部分だけは切り取られたようにくっきりと聞こえます。そうすると、モチベーションもちょっと上がります(笑)。
また、「がらんとした」「黙々と」のような慣用句・オノマトペなど。これも各言語に特有のものがあり、ほとんど紋切り型なのに「つい使ってしまう」表現でもあるので、覚えておくと良さそうだと思います。なにより、表現そのものが面白いです。
ちなみに「がらんとした」は中国語で「空荡荡」(こんたんたん)と言います。音が特徴的で面白いですね。
どんな文章も、構文や定型表現にさまざまな単語を載せていくわけなので、闇雲に単語を覚えるより、幹から枝葉を伸ばすように後から単語を添えていくのも面白いんじゃないかなと思っているところです。
勢いにまかせて単語を覚えられる年齢はとっくに過ぎてしまったので・・・。
本日もお読みくださりありがとうございます♪
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