かもめの英語ハッピーブログ

英語講師、翻訳者、元外資系航空会社客室乗務員のkamomeskyが、英語学習法、実践の記録、日々の気付きなどについて日本語と英語で書いています。

「読み聞かせ」大作戦。

こんにちは。今年は4月からラジオ講座で中国語を始め、外国語を学ぶということはどういうことか、何度も考えさせられました。

英語とはずいぶん長い付き合いで、職業であることを除けば、新鮮な視点を失っていたと思います。新しい言語と付き合い始めたことは、今後の英語の歩き方を考える良いきっかけとなりました。

たしか以前のブログで、英語で培ったメソッドを活用して中国語を習得したいというようなことを書いていたと記憶しています。

1語でも多く単・熟語を覚え、発音を学び、文法を叩き込み、例文を覚え、構文を覚え、効率よく学べる学習本を使い込み、多聴・多読し、モチベーション維持のため検定に挑戦し―という王道を・・・やっぱり歩まないことにしました。

第一、10代、20代の頃のように単語をどんどん覚えるということは、残念ながら不可能です(涙)。

「〇ヶ月でマスターできる」という教材の宣伝や、同様の学習手記もネット上にはたくさんありますが、私はそんなに急いでいませんので、この手のものはカモメに小判(笑)。検定を受ける予定もありません。

それで、中国語のエッセイ集「茉莉花」のCDブックで朗読を繰り返し聴き、音読の練習をするというシンプルな学習を中心にすることにしました。小さな子供に絵本を読み聞かせるように、CDを使って自分に「読み聞かせ」です。子供のように、飽きず懲りず繰り返します。

あれこれ手を広げると自滅しがちな私も、これならできます(笑)。

 (「茉莉花」との出会いについて書いています)

kamomesky.hatenablog.jp

 

茉莉花」のテキスト部分は漢字のみで(日本語訳はあります)、ピンイン(アルファベットなどを用いた発音の表記)が無く、どうしようかと思っていたのですが、虎の巻(!)を見つけました。2018年1~3月に放送されたNHK「レベルアップ中国語」が陳淑梅先生のご担当で、毎週金曜日に「茉莉花」の文章を加筆・修正したものが1編ずつ取り上げられていたのです。

収録された全12編にはピンインが打たれていて、重要表現についても少し解説があります。加筆・修正で変更された部分は調べなくてはなりませんが、何とかなりそう。

茉莉花」エッセイは35編。「虎の巻」は12編だけですが、12編が終わる頃には他の文章も少しは読みやすくなっているのでは♪ と期待しています。

中国語を聴きながら日本語訳を読むと、映画字幕を読んでいるようです。それから、中国語をじっくり聴いて場面を想像し映像化します。ここで熱心に映像化しておくと、ちょっと面白いことも起こります。

先日のクリスマス前に、スーパーの鶏肉セクションを通り掛かると「ローストチキン用」として、丸鶏が幾つも並んでいました。それを見た途端「光秃秃的尸体(羽をむしられた死体)」という中国語が口をついて出たのです(おお・・・笑)。

これは「小鶏们的命运(ニワトリの運命)」という少し悲しい思い出を綴った1編に出てくるフレーズです。特に印象的なシーンなので、映像と言葉が結びついていたんですね・・・。自分でも驚きました。

いつか、どうしても単語帳が必要になるまでは、こうして、エッセイで出会った言葉やドラマなどで印象的だった言葉を拾ってみようと思っています。

「読み聞かせ」で、中国語の空をどこまで飛んで行けるでしょうか―。

 

本日もお読みくださりありがとうございます♪

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